秋季リーグ第2・3節。そして…

先週、そして、昨日行われたリーグ戦は共に1-2で終了致しました。

 

結果的に、私が1年から指導した今の4年生には学生時代に文教、防衛大学校に勝利をすることができませんで

した(正式には、防衛大学校には過去に勝利したことがありますが、ベストメンバーではなかったので、カウ

ントしていません)。

 

しかし、共にゲーム内容はそれまでの戦いとは比べものにならないくらい素晴らしく、悔しさは勿論ありますが

4年生は自身は、「ここまで戦えるようになるとは思わなかった」と述べておりました。

 

確かに、文教大学戦は相手が防戦一方で我々がボールを支配する時間が殆どであり、昨日の防衛大学校との試合

も、決定的なチャンスは我々の方が多く作っていました(勿論、相手も作っていましたが、その全てを両チーム

が決めていても、結果は6-3だったと思います)。

 

今年の春季でも決して悪くありませんでしたが、まだまだ相手に余裕を感じさせていた場面が見られました。例

えば一番分かり易いのが相手が得点をしたときのパフォーマンス、正直、「喜び」よりも「当然」や「笑い」が

そこにはあったからです。

 

しかし、昨日のゲームに関しては、本学が先制をしたということもありますが、同点、逆転をした瞬間の相手選

手、ベンチ、メンバー外の観客席で見ていた相手学生の喜びは、初めて強豪校に勝利したかのように、大盛り上

がりを見せていました。

 

結果で成長を感じるか、内容で感じるかは選手それぞれだと思います。今は、勝利が遠いので多くの選手は「結

果」で自身の成長を感じるのかもしれません。ですが、多くの負けと悔しさをを経験している今の4年生に関して

は、今回の内容で己の成長を感じることができたようです。ま、これで結果も出れば良かったのですが…

 

勿論、修正すべき点は多々ありますし、どの点もまだまだ上位チームに対抗出来るほどではありません。ただ、

ここまでの失点が4失点のうち3点がセットプレーです。なので変な言い方になるかもしれませんが、守備が完成

されていなくとも気持ちで戦えば防げること、そして、今後完成させればもっと防げるようになることを理解し、

明日からの練習に取り組めば、もっと強くなれると思います。

 

今年も5位という目標は達成できませんでしたが、リーグはまだまだ続きます。とにかく、次節、そして最終節の

試合は、得点差ではなく、チーム力の差を見せられるようにしたいと思います。

 

 

 

さて、最後に少しだけ違うお話をしたいと思います。

 

先月、本学に横浜商科大学サッカー部の部員が練習参加をしてくれました(商大は、人数の関係から連盟を一時的

に脱退しているチームです)。今は、まだ部員が5名ですが、チーム代表者の菊池選手を中心に奮闘しているとの

ことです。

 

本学も、しつこいようですが、彼らとあまり変わらないところからスタートし、周りの協力、理解があり、ここま

で活動をすることができました。ですから、彼らの気持ちが理解できますし、私自身、少しでも力になれればと、

指導をさせてもらいました。

 

練習後、今の現状や彼らの想いを聞きました。正直、来年、もっと言えば、現実を考えれば菊池選手が在学中に復

帰することさえ難しいとも感じました。しかし、菊池選手をはじめ、他の選手も多くの愚痴はあるものの、目は輝

いていました。ですから、最後には私も冗談も含めて「リーグ戦で戦う日が必ず来るから、指導をしすぎないよう

する」と伝えました。

 

商大サッカー部とは、今後も定期的にですが合同練習を行う予定です。私は、他大学の指導者の立場ではありますが、

今後の商大サッカー部に期待をして下さい。それと、力になって頂ければと思います。

 

宜しくお願い致します。